米AMD1-3月:6四半期連続の赤字-インテルとの競争が影響(2)

米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デ バイシズ(AMD)が17日発表した2008年1-3月(第1四半期)決算は、 ライバルのインテルとの競争に苦戦するなか、6四半期連続の赤字となった。

純損益は3億5800万ドル(1株当たり59セント)の赤字で、前年同期の 6億1100万ドル(同1.11ドル)から赤字幅が減少した。売上高は前年同期比 22%増の15億1000万ドルとなり、7日に下方修正した予想並みだった。

キャリスのアナリスト、ダニエル・バレンボーム氏らによると、AMDは インテルに受注を奪われている可能性がある。新製品投入の遅れを受け、AM Dはインテルの新製品に対抗するため値下げを余儀なくされた。

グローバル・クラウン・キャピタルのアナリスト、デービッド・ウー氏は AMDの業績について「これまでよりも悪くはない」と指摘した。

ブルームバーグ調査によるアナリスト予想平均では、1株損失が55セント、 売上高は15億ドルが見込まれていた。買収関連費用(1株当たり8セント)を 除くと、1株損失は51セントだった。アナリスト予想では一部項目を除いたベ ースで49セントの赤字が見込まれていた。

AMDは今月、あらゆる事業での受注不振を理由に、売上高が当初予想を 下回る約15億ドルになったもようだと説明していた。同社はこの日、4-6月 (第2四半期)売上高は「季節要因に沿って減少」するとの見通しを示した。

ロバート・リベット最高財務責任者(CFO)は発表文で「消費者にとっ て厳しい経済状況や旧製品の売り上げが予想以下にとどまったことで、第1四 半期業績の季節的な弱さが増幅した」と説明した。

同CFOによると、AMDは新しい工場や設備への投資額を今年9億ドル (約920億円)と、従来予算(11億ドル)から引き下げる計画で、不採算の「非 中核」事業から撤退することも目指す方針だ。

決算発表は米株式市場の通常取引終了後だった。AMDの株価は時間外取 引で一時、2セント高の6.21ドルとなった。通常取引終値は前日比12セント 高の6.19ドル。年初来騰落率はマイナス17%。

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