中国外相:チベット事件「内政問題で干渉すべきでない」-高村外相に

来日中の中国の楊潔チ外相17日夜、都内の外 務省飯倉公館での高村正彦外相との初会談で、高村氏がチベット自治区で発生し た騒乱をめぐり中国側に情報面での透明性向上とチベット仏教最高指導者ダラ イ・ラマ14世側との対話を促したのに対し、「チベットの問題は内政だ」と強 く主張する場面があった。両外相が会談終了後、共同記者会見で明らかにした。

楊氏は共同会見でも「チベットの問題は内政だ。外国は干渉すべきではな い」と言明。「チベットなどで起きた重大な暴力、犯罪事件は、ダライ集団が 組織的、計画的に起こしたことだ」と繰り返し強調した。

楊氏の発言は次の通り。

「高村外相に対して『チベットの問題は内政だ』と強く申し上げた。事件 発生以来、何度も外国に対して情報を提供した。日本を含む外交官やメディア を招いてインタビューも手配した」

「調査の結果、チベットなどで起きた重大な暴力、犯罪事件は、ダライ集 団が組織的、計画的に起こしたことだと判明した。独立勢力が結託して行ったこ とだ」

「わたしたちとダライ集団との間の矛盾は、決して民族、宗教、人権問題 のいずれでもない。それは祖国を分裂させるか、それとも祖国統一を守るかとい う問題だ」

「わたしたちのダライ側に対する政策は一貫している。わたしたちはダラ イ側との扉を開いている。これまで粘り強さを持ってダライ側と話してきた。 障害はわれわれにはなく、ダライ側にある。ダライ・ラマ側がチベット独立を 放棄し、分裂活動を停止し、暴力活動を停止し、五輪阻止の行動を停止すれば、 わたしたちはいつでもダライ側と話をしたい」

「チベットの問題は内政だ。外国は干渉すべきではない」

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