【注目株】エプソン、セメント、ブルドック、小野薬、NEC(2)

18日の材料銘柄は以下の通り。

セイコーエプソン(6724):18日付の日本経済新聞朝刊によると、同社 の2008年3月期の連結営業利益は前の期比21%増の610億円前後になる見通 しで、従来予想を50億円上回る。主力のインクジェットプリンターが国内外 で消費者向けを中心に好調、対ユーロでの円安も寄与した。09年3月期は売 上高が前期推定比1%減の1兆3500億円前後、営業利益が同2%増の620億 円前後になるとしている。

太平洋セメント(5233)や住友大阪セメント(5232)など:18日付の日 経新聞朝刊は、セメントの国内価格が4年ぶりに上昇した、と報じた。値上が り幅は1割に上り、第2次オイルショック直後以来の大きさ。燃料の石炭高騰 が理由だという。

ブルドックソース(2804):18日付の日経新聞朝刊が複数の関係者の証 言を基に報じたところによると、米投資ファンドのスティール・パートナーズ が保有していたブルドックソース株を3月末までにすべて売却していた。ステ ィールは約17億円を投じてブルドックの発行済み株式の約10%を取得し、07 年5月に同社に敵対的TOBを仕掛けたが、ブルドックの買収防衛策が最高裁 に容認されて計画がとん挫、07年11月に一部保有株を売却していた。

小野薬品工業(4528):米投資顧問のブランデス・インベストメント・パ ートナーズは17日、小野薬に対し、増配や自社株買いを実施するよう求める 書簡を8日付で出していたことを明らかにした。08年3月期の期末配当を130 円に引き上げるよう求めている。会社側の期末配当予想は90円で、年間配当 は180円。ブランデスの期末配当提案では年220円配当となる。一方、自社株 買いは1000万株、600億円を上限に実施すべきだと提案、取得後は速やかに 消却すべきだとした。

NEC(6701):08年3月期末の有価証券は差し引き39億円の含み益と 発表。171億円の含み損が発生したが、210億円の含み益があった。

中国電力(9504):急激な円高・ドル安によるプラス効果と、1-3月期 (第4四半期)の販売電力量が想定を上回ったことで、08年3月期の連結純 利益は事前予想比70億円(39%)増の250億円になったもよう。前の期に比 べると33%の減益。

イオン(8267):08年3月の単月売上高は、前年同月比3.1%増の1360 億円。既存店売上高は同3.6%増。中旬以降の気温上昇で春物や新入学・新生 活関連品の動きが良くなり、衣料品が同0.5%増と良好に推移した。一方、18 日付の日経新聞朝刊は、同子会社の米衣料品専門店タルボットの米国などの店 舗約100店を08年中に閉鎖、5店を展開していた英国からは撤退すると報道。 在庫を約25%圧縮、09年度末までに約1億ドルのコストを削減するという。

米久(2290):ハム・ソーセージなどの加工食品が伸びたほか、07年4 月に公募増資を実施した居酒屋チムニーの利益貢献度が高まり、08年2月期 の連結純利益は前の期比2.1倍の21億円に増大した。09年2月期は上半期に 原料用輸入豚肉の価格が上昇、利益を圧迫するが、ハム・ソーセージの数量増 加でカバーし、連結営業利益は前期比42%増の58億円を見込む。前提為替レ ートは1ドル=105円。

アデランスホールディングス(8170):ファッションウィッグ(かつら) や欧米での存在感向上などで2011年2月期の連結営業利益を111億円に高め る計画を発表。17日公表の08年2月期決算では営業利益の実績が前の期比 51%減の41億円だったため、70億円の上乗せを見込んだことになる。M&A (企業の合併・買収)資金として3年間で150億円を用意。

住友林業(1911):08年3月期の連結営業利益は前の期比66%減の70億 円になったもよう。17日付の日本経済新聞朝刊が報じた100億円前後よりさ らに低水準となる格好。会社側の従来予想140億円、アナリスト9人の予想平 均は131億円だった。新設住宅着工件数が大幅に下回ったほか、株式相場の下 落で年金運用利回りが悪化、退職給付費用の負担が増した。

ぱど(4833):売上高が事前の想定を下回ったうえ、投資有価証券の評価 損などで特別損失を計上、08年3月期の連結最終損益は9300万円の赤字とな ったようだ。前回予想に比べ1300万円の赤字幅拡大。

ウエルシア関東(2717):48の新規出店を行った一方で、9店を閉鎖、 08年2月期の連結営業利益は前の期比31%増の39億円となった。店舗網拡充 に加え、イオングループの独自企画商品が好調に推移、売上高は同18%増の 1024億円となった。イオングループのドラッグストア事業の見直しに伴い、 09年2月期の業績予想は非開示とした。

島忠(8184):折込チラシの充実や季節商品の提案などを強化、08年2 月中間期の営業利益(非連結)は前年同期比21%増の56億円となった。年金 不安などで個人消費が鈍化するものの、重点商品に絞り込んだ売り場づくりに 注力、08年8月通期の営業益は当初想定通り120億円になると見込んだ。前 期比では29%の増益。

ワンダーコーポレーション(3344):任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」 のヒットで付属品やソフトの販売が伸び、08年2月期の連結純利益は前の期 比4.0%増の10億円になった。09年2月期には新たに3店を出店、5店の移 転・増床や5店の大型改装を織り込み、3%程度の増収増益を見込む。1株利 益(EPS)予想は1万9247円。

HIOKI(6866):自動車や電子部品の製造ラインで使用される電気測 定器の拡販に努めたほか、中国子会社が順調に立ち上がったことで、08年1 -3月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比26%増の8億6000万円 となった。据え置かれた通期予想(33億円)に対する進ちょく率は26.4%。

ソニーフィナンシャルホールディングス(8729):傘下のインターネット 専業銀行「ソニー銀行」が実施する60億円規模の増資を引き受ける。増資後 のソニー銀の資本金は現状比30億円増の280億円となる見込み。

ゼンケンホールディングス(2446):事務所や店舗として賃貸してきた東 京都新宿区の不動産(土地445平方メートル)を流動化、譲渡益1億3900万 円を08年9月期決算で特別利益として計上する。ただ賃貸収入4000万円を逸 失するともいい、業績見込みは詳細を詰め中間決算発表日の5月15日に公表 する。

プレシジョン・システム・サイエンス(7707):公的研究機関「バイオテク ノロジー開発技術研究組合」が主導するアルツハイマー病(AD)の早期診断 や治療に役立つマーカーを探索するプロジェクトに参画する。血しょうなどの タンパクを除去する工程の自動化や、AD関連たんぱく質の濃縮を自動化する ことで協力する。

日立製作所(6501):一時売却交渉が報道されたハードディスク駆動装置 (HDD)事業について、17日開催の説明会で、「自力で立て直しかつ利益 も出していく」(日立グローバルストレージテクノロジーズの中西宏明会長) と明言、売却しない方針をあらためて明確にした。生産拠点の一段の合理化も 含め追加コスト削減に引き続き取り組む。

電機大手:韓国検察当局は17日、韓国最大の財閥サムスン・グループの 不正資金疑惑をめぐり、同グループの李健熙(イ・ゴンヒ)会長(66)を脱税 などの罪で起訴した。李会長は検察側の主張を否定している。サムスンと競合 する日本の電機メーカーにも一定の影響がおよぶとみられる。

イー・アクセス(9427):買収防衛策として導入した「信託型ポイズンピ ル」を廃止する。金融商品取引法の改正で防衛策の狙いは達成できるとして、 更新期を迎える次回定時株主総会で継続決議をしない。英投資ファンドをめぐ る日本企業の「過剰防衛批判」にも対応する。

食品:食糧価格の高騰で途上国を中心に暴動や抗議行動が相次いでいる問 題で国際連合が藩基文事務総長をトップとする「ハイレベル作業部会」を設置 し、各国首脳が集う「食糧サミット」を数カ月以内に開催する方針を固めた。 18日付の読売新聞朝刊の報道内容。

リックス(7525):発行済み株式総数の1.17%に相当する10万株を上限 に自己株を取得する。期間は4月18日から9月30日。

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