ダラス連銀総裁:一段の金融緩和に「違和感」、「経済膨張」策を批判

米ダラス連銀のフィッシャー総裁は17日、 信用危機からの脱却を図るあまりに経済を「膨張」させる恐れがあるとして、 一段の利下げには消極的な考えを示した。

同総裁はシカゴで講演し、「後で調整すればいいとかすかな望みにすがっ て、現在の苦境を経済の膨張によって乗り切る使い古されたやり方を繰り返す のは、悪に悪を積み重ねることになりかねない」として、連邦準備制度理事会 (FRB)がとるべき行為ではないと警告。「一段の金融緩和には強い違和感 を抱き続けてきた」と続けた。

連邦公開市場委員会(FOMC)はバーナンキFRB議長の下、昨年9月 からの連続利下げでフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を合計3%引き 下げ、2.25%に設定した。今月30日の次回会合では少なくとも0.25ポイン トの利下げが予想されている。

ここ数日はフィッシャー総裁以外からも、信用危機の緩和を目指したFR Bの措置がインフレ高進などを招くとの警戒の声が挙がっている。サンフラン シスコ連銀のイエレン総裁は16日、物価上昇を加速させるリスクがあるとし て、「必要以上に長期にわたって金融緩和を放置しないよう注意が必要だ」と 述べた。

米労働省が16日に発表した3月の米消費者物価指数(CPI、季節調整 済み)は前年同月比で4%上昇した。変動の大きい食品とエネルギーを除いた コアCPIは同2.4%上昇と、前月2.3%上昇を上回る伸びだった。

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