ECBのウェーバー氏:為替相場の動向を「懸念」、行き過ぎた変動

欧州中央銀行(ECB)政策委員会 メンバーのウェーバー独連銀総裁は17日、ユーロ高への懸念を表明した。

同総裁はフランクフルトで記者団に対し、「外国為替市場のこのと ころの動向をわれわれは懸念している。持続可能な景気拡大の妨げとな る行き過ぎた相場の変動が見られる」と指摘した。

ユーロはこの日、対ドルで過去最高値の1ユーロ=1.5983ドルを付 けた。過去1年間ではユーロはドルに対し17%上昇しており、ユーロ圏 の輸出競争力を弱めている。今月11日に開かれた7カ国財務相・中央銀 行総裁会議(G7)では、為替相場の「急激な変動」が世界経済を圧迫 する可能性があるとの警告が示された。

ウェーバー総裁は「G7声明が語るところは明らかだ」と述べた。

さらに同総裁は「エネルギーと食品価格からの圧力が高止まりして いる局面に最近の賃上げ傾向が重なり、容認不可能な高インフレが長期 化するリスクが強まっている」と述べ、インフレに対処するために利上 げが必要になる可能性を示唆した。3月のユーロ圏インフレ率は3.6% に加速した。同総裁はその上で、ECBは「実際、現行の金利水準が物 価安定を確実にするものかどうか評価する」必要が出てくるだろうとの 見方を示した。

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