テンプルトンのモビアス氏:世界の信用危機は「終わりに近い」(2)

テンプルトン・アセット・マネジメントの ファンドマネジャー、マーク・モビアス氏は17日、ブルームバーグテレビジョ ンとのインタビューで、世界の金融機関に巨額の損失をもたらしている信用危機 は「終わりに近い」との認識を明らかにした。

470億ドル(約4兆8000億円)相当の新興市場株の運用に携るモビアス氏 (71)は「悪いニュースの大半は既に市場で織り込み済みだ」とし、「金融機 関による評価損計上は迅速かつ大規模に進んでいる」と語った。

同氏はバリュエーション(企業価値)に言及し、中国銀行や中国工商銀行 など銀行株を購入していると述べた。原油相場上昇を背景に、エネルギー関連 株が最大の投資先になっていると説明した。

モビアス氏はまた、マレーシア株の投資妙味がますます高まりつつあると の見方を示す一方で、ドル相場については「近く回復することはないだろう」 と予想した。

モビアス氏が運用するテンプルトン・エマージング・マーケッツ・ファンド (運用資産3億7600万ドル)は、16日までの1年間で15%上昇。モルガン・ スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)新興市場指数は同期 間19%の上昇だった。

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