中国人民元:ペッグ制廃止後の最高値-温首相がインフレ抑制方針表明

中国人民元の対ドル相場は17日、2005 年のペッグ(連動)制廃止後の最高値を更新。温家宝首相が、景気過熱防止と インフレ抑制が同国政府の優先事項であることを強調したのを受け、元買いが 優勢となった。

元相場は今年に入って4.6%上昇。輸入物価の低下と輸出価格の上昇につ ながり、過去最高水準にある貿易黒字を縮小させる可能性がある。中国人民銀 行は16日、金融システムの流動性を抑えるため、国内銀行の預金準備率を引 き上げた。引き上げは今年3回目だった。

申銀万国研究所(上海)のエコノミスト、李慧勇氏は「インフレ抑制の主 な手段として、人民元の急速な上昇は4-6月(第2四半期)も続く」と指摘。 「預金準備率の引き上げは、政府がインフレ抑制の取り組みを強化する方針で あることを裏付けている」と語った。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、上海時間午後5時半 (日本時間同6時半)現在、人民元は前日比0.11%高の1ドル=6.9838元。 一時は6.9834元と、05年7月のペッグ制廃止以降の最高値を付けた。前日 終値は6.9918元だった。

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