ベスト電株続伸:7%超高、今期黒字転換予想‐経営改善策を好感(2)

家電量販店のベスト電器株が大幅続伸して いる。この日は買い気配で始まり、午前9時25分すぎに前日比7%超高で取引 が成立。同社は16日の取引終了後に今期(2009年2月期)連結業績見通しを発 表。最終損益では抜本的な経営改善策を導入することで前期の57億円の赤字か ら今期は18億円の黒字転換を見込む。市場では同改善策を好感した買いが優勢 となっている。

株価は午前10時32分現在、同42円(5.9%)高の756円。この日の高値は 寄り付きの54円(7.6%)高の768円。出来高は既に前日分を上回り、現在は約 35万株。

立花証券の平野憲一執行役員は、この日の大幅高について「マーケットは経 営改善策の取り組みを評価し、黒字転換への期待含みで朝方から買いを入れてい るようだ」と指摘する。さらに「市場全体も上昇しており、これまで売られてい た銘柄全般の買い戻しの動きも影響している」と付け加えた。

同社は、完全子会社化したさくらや(本社:東京新宿区)の再建を今期に本 格化させるほか、不採算店舗の統廃合や販売管理費などの見直しに取り組む方針。 同時に既存店の販売強化策を実施することで売上高も前期並みの0.8%増の4170 億円を見込む。

同社の深澤政和専務は16日の東証での会見で、さくらやの再建では財務面 を含み不安要因はほぼ取り除いたと強調。今期は、同グループの赤字転落の要因 のひとつである、さくらやを含め事業環境の改善に努める年だとし「今が正念場。 8月中間期決算では、さくらやの改善策の成果が目に見える形で出てくるだろ う」と語った。また、同専務は、同業のビックカメラとの協力関係は維持し、現 在、広島店舗で行っている共同店舗の形式を含め、物流など多面的な提携関係を 拡大する方向で検討するとの考えを明らかにした。

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