ノキア:1-3月決算は予想下回る、市場収縮見込む-株価下落(2)

携帯電話端末メーカー最大手、フィンラン ドのノキアが17日発表した2008年1-3月(第1四半期)決算は、前年同期 比25%増益となったものの、業績はアナリスト予想を下回った。年金や工場閉 鎖関連の費用が響いた。同社は携帯電話端末市場が今年、ユーロ建ての金額ベ ースで縮小すると予想した。

ノキア株は一時、7.5%安となった。第1四半期の純利益は12億2000万ユ ーロ(1株当たり0.32ユーロ)と、前年同期の9億7900万ユーロ(同0.25 ユーロ)から増加。売上高は前年同期比28%増の126億6000万ユーロとなっ た。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト14人の予想平均では利益 13億8000万ユーロ、売上高127億5000万ユーロが見込まれていた。

オリペッカ・カラスブオ最高経営責任者(CEO)は昨年、ノキアの市場 シェアを40%に伸ばした。一方、欧州など先進国市場での売り上げの伸び鈍化 懸念を背景に、株価は1-3月で24%安と04年4-6月(第2四半期)以来 で最大の下げとなった。

ノキアは「携帯電話端末の市場規模が08年に、ユーロ建ての金額ベースで 前年比縮小すると予想している」として、「最近のドル下落と米国の景気減速、 将来に想定し得る欧州での景気減速」を理由に挙げた。

17日のヘルシンキ市場でノキア株は一時、1.58ユーロ安の19.38ユーロと なった。16日まででは年初来21%下落。

市場シェア

第1四半期は年金債務関連で1億5200万ユーロ、工場閉鎖と人員削減に絡 み8100万ユーロの特別費用を計上した。一部項目を除いたベースの1株利益は

0.38ユーロと、前年同期の0.26ユーロから増加し、アナリスト予想の0.37ユ ーロを上回った。

第1四半期の世界市場シェアは39%と前年同期の36%から増えたものの、 アナリスト予想の40%には届かなかった。ノキアは4-6月(第2四半期)の シェアは前期比で拡大するとの見通しを示した。

第1四半期の出荷台数は1億1550万台と、前年同期比27%増。季節要因 もあり前期比では13%減少した。携帯電話1台当たりの平均販売価格は79ユ ーロと前期の83ユーロや前年同期の89ユーロから下落した。

ノキアは今年の世界の携帯電話市場が数量ベースで10%拡大するとの予 想は据え置いた。平均販売価格の下落は続くと予想されている。

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