イエレンSF連銀総裁:利下げがインフレ高進につながるリスク

米サンフランシスコ連銀のイエレン総裁は 16日、米金融当局は信用市場の回復と経済成長の促進に努める一方で、利下げ がインフレ高進を招かないようにする必要があるとの見解を示した。

イエレン総裁はカリフォルニア州アラメダでの講演の後、記者団に対し、米 連邦準備制度は「必要以上に金融緩和局面を長引かせないよう注意を払う必要が あろう」と指摘。さもなければ当局者らは「インフレに上昇圧力を掛ける」か、 投機「バブル」を生じさせる恐れがあると説明した。

先月、ミネアポリス連銀のスターン総裁も米金融当局が経済に打撃を与えか ねない過剰な投機を阻止する必要があるだろうとの見解を示していた。一部の投 資家は、グリーンスパン前連邦準備制度理事会(FRB)議長時代に利下げを進 め過ぎたことがこの10年間の住宅市場や1999年の株式市場での資産バブルをも たらしたと指摘してきた。

イエレン総裁は、「米経済は一連の深刻な打撃を被ってきた」と述べた上で、 「金融政策における積極的な緩和策は適切だ」との見方を示した。

また今年1-6月(上期)に米経済がマイナス成長に陥る可能性があるとの 認識を再び強調。「堅調な時期が続いた後、個人消費と企業投資の伸びは大きく 鈍化し、その結果、米経済はほとんど停滞に陥り、今年上期は縮小することもあ り得る」と予想した。

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