米国債:続落、10年債7週ぶり高利回り-株高と原油高騰を嫌気(2)

米国債相場は続落。10年債利回りは7週間 ぶりの高水準に押し上げられた。株式相場上昇や原油高を背景にトレーダーは 連邦公開市場委員会(FOMC)による利下げ幅見通しを縮小した。

アリジアント・アセット・マネジメントの最高投資責任者、アンドルー・ハ ーディング氏は、「根底にあるのは、今は市場回復の過程にあるとの確信だ。 私はFOMCがここから先、さらに大幅に利下げする必要はないとみている」 と語った。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時間午後4時 10分現在、10年債利回りは前日比8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイン ト)上昇して3.68%。10年債価格(表面利率3.5%、2018年2月償還)は約5/8 下落して98 15/32。2年債利回りは11bp上げて1.98%。

ドイツ銀行の富裕層向け資産運用部門で債券トレーディングの責任者を務め るゲーリー・ポーラック氏は、「これまで債券相場はかなり上昇しており、 利回りが低下するにも限度がある。本日のように株式相場にとって支援材料 が出てきた日は、代わりに債券が売られるのは当然だ」と語った。

鉱工業生産指数

米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した3月の米鉱工業生産指数(製造 業、鉱業、公益事業の生産を対象、季節調整値、2002年=100)は前月比0.3% 上昇した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は

0.1%低下だった。

ニューヨーク原油相場は一時、バレル当たり115.07ドルの最高値を更新した。

金利先物市場動向によると、4月30日のFOMC会合でフェデラルファン ド(FF)金利誘導目標が0.5ポイント引き下げられ1.75%に設定される確率 は20%。0.25ポイントの利下げは80%の確率となっている。

「次のバブルは米国債だ」

米資産運用会社ブラックロックのローレンス・フィンク最高経営責任者(C EO)は1-3月(第1四半期)決算発表後のアナリストや投資家との電話会 見で、「次のバブルは米国債だ」と指摘した。

FRBが16日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、全 米12地区連銀のうち9連銀が今年2月以降、経済状況は悪化していると指摘 した。

米国債は一時、米商務省が午前に発表した3月の住宅着工件数(季節調整済 み、年率換算、以下同じ)が前月比11.9%減の94万7000戸と、1991年3月以 来17年ぶりの低水準だったことから、上昇する場面もあった。

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