米ウェルズ・ファーゴ:1-3月11%減益、予想より良好-株価上昇

米銀大手ウェルズ・ファーゴが16 日発表した1-3月(第1四半期)決算は前年同期比11%の減益だった。 ただ、カリフォルニア州の住宅価格下落による損失が膨らまなかったこ とから、減益率はアナリスト予想を下回った。

発表によると純利益は20億ドル(1株当たり60セント)と、前年 同期の22億4000万ドル(同66セント)から減少。決算にはクレジット カード最大手の米ビザの新規株式公開(IPO)に伴う3億3400万ドル の利益が含まれる。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は1 株当たり利益57セントだった。

西海岸地域の住宅市場低迷でワコビアやワシントン・ミューチュア ルといった競合他社が損失を計上した一方、ウェルズ・ファーゴは黒字 を維持した。

1-3月期の総収入は前年同期比12%増の106億ドルだった。同期 に20億ドルの貸倒引当金を確保した。純貸倒償却額は15億3000万ドル と、前期の12億1000万ドルから拡大した。またクレジットカードや自 動車ローンを含む消費者融資の貸倒償却は26%増加し12億1000万ドル だった。

ウェルズ・ファーゴ株価のニューヨーク時間終値は前日比1.20ドル (4.3%)高の29.01ドル。

ウェルズ・ファーゴのハワード・アトキンス最高財務責任者(CF O)はインタビューで、信用コストに対する引当金として過去10年間で 最高となる60億ドルを確保したと述べ、「十分な水準だと判断してい る」と付け加えた。

1-3月期の同社の純金利マージン(顧客の預金に支払う金利と融 資に課す金利の差)は4.69%と、前期の4.62%から上昇した。自己資本 比率(ティア1)は7.9%と、前期の7.6%から上昇した。同比率は6% を上回れば資本が十分とみなされる。

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