中国1-3月GDP:前年比10.6%増-3月CPIは8.3%上昇(3)

中国国家統計局が16日発表した2008年1 -3月(第1四半期)国内総生産(GDP)伸び率は、前年同期比10.6%だっ た。米景気減速で世界の成長が鈍化するなか、中国経済の力強さが示される形と なった。

1-3月期の成長率は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト 24人の予想中央値(10.4%)を上回ったが、07年10-12月(第4四半期)の

11.2%からは減速した。また3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比

8.3%上昇と11年ぶりの高水準付近にとどまった。

中国は、一段の景気減速につながる可能性のある措置を避けつつ、食品の値 上がりが社会不安につながることを防ぐ努力を続けている。温家宝首相は先月、 インフレ抑制と景気過熱防止が今年の主要な経済政策目標だと表明した。

ソシエテ・ジェネラルのアジア担当チーフエコノミスト、グレン・マグワイ ヤ氏(香港在勤)は、「中国の経済成長は抵抗力があり、これはアジア全体にと ってプラスになるとともに、世界の成長にも大きく寄与するだろう」と指摘した 上で、「金融政策は差し当たり据え置かれ、緩和方向にも引き締め方向にも動か ないだろう」との見方を示した。

国家統計局の李曉超報道官は「われわれは引き続き金融引き締め政策を推進 する」と述べるとともに、前期の11.2%成長からの減速は政府政策の妥当な結 果だとの認識を示した。

統計局の発表によると、1-3月期の都市部の固定資産投資は前年同期比

25.9%増と、1-2月の24.3%増を上回った。また3月の小売売上高は前年同 月比21.5%増と、少なくともブルームバーグがデータを取り始めた1999年以降 で最も高い伸びを示した。

3月の鉱工業生産は前年同月比17.8%増。1-2月は前年同期比15.4%増 だった。また3月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比8.0%上昇となった。 2月は6.6%上昇だった。

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