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ハリポタ辞典著者、出版差し止め裁判で涙の弁明-ローリング氏の前で

人気ファンタジー小説「ハリー・ポッタ ー」シリーズの著者J.K.ローリング氏らが同シリーズに関する辞典の出版差し 止めを求めた裁判で15日、同辞典の著者が米マンハッタン連邦裁判所に出廷。 訴えられた現在でもハリポタファンの一員と自覚しているかと問われたスティー ブン・バンダー・アーク氏は、わずか数フィートしか離れていない席から見つめ るローリング氏らの目の前で涙を流した。

バンダー・アーク氏は、ローリング氏と米ワーナー・ブラザーズ・エンター テインメントの弁護人から証人として召喚された。ローリング氏らは、「ハリ ー・ポッター・レキシコン(原題)」が同氏の著作権を侵害したと主張している。

バンダー・アーク氏はローリング氏側弁護人による反対尋問の後、自身の出 版社の弁護人から、自分をハリポタファンの一員と思っているかと聞かれ、「そ う思っていた」と述べた後、「そう思っている」と付け加え、涙を落とした。そ して、見つめるローリング氏の視線から目を逸らし、涙をぬぐいながら、裁判と それがきっかけとなって起きた騒動は自分にとって「厳しいものだ」と述べた。

バンダー・アーク氏は「ハリポタは9年余りの間、私の生活の重要な一部と なっていた。そしてそれは」と述べた後、絶句。「そんなつもりはなかった」と 弁明した。

ローリング氏は14日の証言で、レキシコンの内容の多くは自身の著作と手 引書から盗まれたものだと指摘。裁判所が出版を差し止めなければ、ハリポタの 剽窃(ひょうせつ)本が次々と出回るだろうと述べた。また自分自身でハリポタ の辞典を出版し、収益金を慈善事業に寄付する計画があることを明かした。

裁判での争点は、弁護側が主張するようにバンダー・アーク氏がローリング 氏の著作を「正当に利用」したかどうかだ。連邦法は、研究や評論、解説のため の著作物の利用は認めている。

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