債券相場は軟調、株高・米債安受けて売り先行-米決算控え取引慎重も

債券相場は軟調(利回りは上昇)。前日の米 国市場ではインフレ懸念が高まり債券安となった。国内株式市場では日経平均 株価も続伸しており、円債市場では売りが先行している。もっとも、今晩から の米大手金融機関の決算発表を見極めたいとして、新規取引も手控え気味だ。

東京先物市場で中心限月6月物は、前日比29銭安の139円34銭で寄り付 いた。直後に139円33銭まで下落したが、その後は、徐々に下げ幅を縮小して おり、139円50銭付近で推移している。

現物債市場で新発10年物の291回債利回りは、前日比1.5ベーシスポイン ト(bp)高い1.355%で取引開始。その後はやや水準を切り下げ、午前9時25 分すぎから0.5bp高い1.345%で推移している。

日経平均株価は続伸。前日比140円8銭高い1万3130円66銭で寄り付い た。

DIAMアセットマネジメントのエグゼクティブファンドマネジャー、山 崎信人氏は、朝方に金利が上昇した後はもみ合いと予想。「今週は、米金融機関 の決算発表があり、信用リスク悪化に広がりが出る可能性もある。米決算や経 済指標の発表をにらみ、あまり方向感が出るとは思えない」と話した。

米金融市場では16日にJPモルガン・チェースの1-3月期決算が発表さ れるほか、17日にはメリルリンチ、18日はシティグループなど、米大手金融機 関の決算発表が相次ぐ。各社の損失計上額や資本増強策が明らかになるかどう かに市場の注目が集まっている。

米国市場は株高・債券安

米国債相場は続落。午前に発表された3月のPPIが市場予想のほぼ2倍 の伸びを示したほか、ニューヨーク連銀が発表した製造業景況指数が予想外に 上昇したことから、インフレが加速するとの懸念が強まった。

BGキャンター・マーケット・データによると、10年債利回りは前日比9 bp上昇して3.60%程度。2年債利回りは8bp上げて1.82%付近となった。

一方、米株式相場は3日ぶりに反発。地銀の決算が市場予想を上回り、金 融株中心に買われた。原油とガソリンが最高値を更新したため、エネルギー株 にも買いが入った。

(債券価格)                          前日比     利回り
長期国債先物6月物         139.47     -0.16      1.472%
売買高(億円)             7810
10年物291回債            99.61                1.345%(+0.005)

--共同取材:吉川淳子、大塚美佳、池田祐美 Editor:Hidenori Yamanaka,Tetsuzo Ushiroyama

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