CDS:昨年末の名目残高は62兆2000億ドル-サブプライム損失拡大で

社債などのデフォルト(債務不履行)の保 険の役割を果たすクレジット・デフォルトスワップ(CDS)は、昨年末現在 の名目残高が世界全体で計62兆2000億ドルと、昨年6月末(45兆5000億ドル) に比べ37%増加したことが、国際スワップデリバティブ協会(ISDA)の集 計で16日までに分かった。

米サブプライムローン(信用力の低い個人向けの住宅融資)市場の崩壊に 伴い、損失拡大に備える需要が高まったのが背景。2006年末は同34兆5000億 ドルだった。社債への割安な投資手段として人気が高まり、06年末までの3年 間は、年間ベースで残高の倍増が続いていた。

ISDAのロパート・ピッケル最高経営責任者(CEO)は、同協会の年 次会合の発表文で「実際にリスクにさらされている金額は名目残高のごく一部 だが、この統計によって市場の状況を把握することができる」と指摘した。

米大手証券ベアー・スターンズを破たんの危機に追い込み、世界の大手金 融機関の評価損・貸し倒れ損失を計2450億ドル(2007年初め以降)に膨らませ た世界的な信用危機のなかで、CDSの取引規模は拡大した。北米の投資適格 企業125社を対象にしたCDS指数「マークイットCDX北米適格指数」は先 月、過去最高の198.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に達し、信 用リスクが高まった様子を裏付けた。昨年6月末(42bp)の4倍以上(英C MAデータビジョンの集計による)。

-- Editor: Romaine Bostick, Alan Goldstein

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Masami Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: Shannon D. Harrington in New York at +1-212-617-8558 or sharrington6@bloomberg.net; Abigail Moses in London (44) 207 673 2118 or Amoses5@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Emma Moody at +1-212-617-3504 or emoody@bloomberg.net;

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