良品計画:今期純利益7%増と2期連続最高へ、コスト削減効果(3)

「無印良品」ブランドの製造・販売を手がけ る良品計画は15日、今期(09年2月期)の連結純利益が前期比7%増の114億 円となる見通しと発表した。国内での値引き販売の抑制や、調達構造の見直しに よるコスト削減などが引き続き寄与し、2期連続で過去最高を見込む。配当は中 間、期末それぞれ50円とし、前期比3円増配の100円を実施する予定。

営業利益は同6.6%増の198億円と、4期連続で過去最高を更新する見通し。 衣料に寝具、キッチン用品など部門を超えて同じ素材を一括調達するなどし、コ ストを抑える施策を継続する。海外は積極的に出店を進める。中国などアジアを 重点的に強化するほか、年内にトルコ・イスタンブールに1号店を開く。今後は ロシアやアラブ首長国連邦(UAE)への進出も検討する。

売上高は同5.9%増の1724億円を見込む。国内の既存店売上高は同1%増を 計画する。単体の粗利益率は前期(43.8%)から0.5ポイントの改善を目指す。 衣料品や生活雑貨で低価格の定番商品を増やし、セールの回数を減らす。前期の 既存店売上高は前の期と比べ2.5%減少したが、決算会見に出席した金井政明社 長は「セールの回数を減らした効果が出ている。独自性を打ち出した商品を売り 込んでいく」と述べた。

前期純利益は初の100億円大台

同時に発表した前期(08年2月期)の連結決算によると、純利益は前の期と 比べ15%増の107億円となり、初めて100億円の大台を超えた。海外はアジアを 中心に好調だったほか、国内では適正在庫の確保による収益改善や調達構造の見 直しによるコスト削減などが寄与した。売上高は同3.7%増の1628億円、営業利 益は同12%増の186億円だった。

良品計画の株価終値は前日比120円(1.8%)安の6390円。

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