ECB総裁:物価安定維持が「最も重要」-インフレ期待には落ち着き

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は 15日夜、ECBの最優先事項は引き続きインフレと戦うことだと表明した。

トリシェ総裁は、フランクフルトでのインベトで講演し、ECBの高い信 頼性を確保するためには、物価安定を維持することが「最も重要」だと指摘。 ユーロ導入以降「過去に例のないマクロ経済面の逆風や地政学的なショックが 多く見られているが、インフレ期待はしっかりと落ち着いている」と述べた。

昨年のユーロ圏のインフレ率は平均2.1%だった。ECBの目標は「2%を 若干下回る水準」。一方、先月はほぼ16年ぶりの高水準だった。ECBは、景 気減速リスクとインフレ加速リスクの両方をにらみ、今月の定例政策委員会で 政策金利を4%のまま据え置いた。

トリシェ総裁はまた、ECBの独立性が「ユーロ圏の物価安定を守る」た めの使命を果たす上で「鍵を握る」と語った。

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