米インテル1-3月:12%減益、スピンオフ響く-見通しで株価上昇

半導体最大手、米インテルが15日発表した 2008年1-3月(第1四半期)決算は、スピンオフ(分離・独立)関連の費用 が響き、前年同期比で12%減益となった。ただ、同業のアドバンスト・マイクロ・ デバイシズ(AMD)から顧客を奪うなかで、4-6月(第2四半期)の売上 高は市場予想を上回る可能性があるとの見通しを示した。これを受け、同社株 価は時間外取引で上昇している。

第1四半期の純利益は14億4000万ドル(1株当たり25セント)と、前年 同期の16億4000万ドル(同28セント)から減少。不採算事業を切り離すため、 3億ドルを投じた。一方、売上高は前年同期比9.3%増の96億7000万ドル。ブ ルームバーグ調査によるアナリスト予想では、1株利益が25セント、売上高は 96億5000万ドルが見込まれていた。

インテルの売上高予想を受け、パソコン用半導体市場は低迷していないと の見方が投資家の間で強まった。インテルの最大のライバル、AMDは先週、 第1四半期の売上高が約15億ドルとなり、自社予想を下回ったことを明らかに した。一部アナリストの間では、売り上げの落ち込みはAMDだけでなく、業 界全体の傾向だととらえる見方もあった。発表を受け、インテルの株価は時間 外取引で一時、6%高となった。

インテルによると、第2四半期の売上高は90億-96億ドルになる見通し。 アナリスト予想は92億5000万ドルとなっている。

インテルのポール・オッテリーニ最高経営責任者(CEO)は発表文で「当 社の第1四半期業績は、中核事業が堅調で、世界的な市場環境が安定している ことを示している」と指摘した。

インテルは第2四半期の粗利益率が約56%と、第1四半期の53.8%から上 昇するとの見通しも示した。

決算発表は米株式市場の通常取引終了後だった。インテルの株価は時間外 取引で一時、1.28ドル高の22.19ドルに上昇した。通常取引終値は前日比22 セント(1.1%)高の20.91ドル。

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