銀行が抱えるLBO融資、1000億ドル未満に減少も-ドイツ銀の売却後

独銀最大手、ドイツ銀行が保有するレバレ ッジド・バイアウト(LBO)向け融資債権を一部売却した場合、世界の銀行 が抱える売れ残りLBO融資の額は1000億ドル(約10兆1000億円)を下回る 公算があると、バンク・オブ・アメリカ(BOA)は試算する。

事情に詳しい複数の関係者2人によると、ドイツ銀は保有するLBO融資 の一部の売却に向けて交渉している。同行は2007年末時点で153億ユーロ(約 2兆4500億円)相当を抱えていたという。

世界の銀行は昨年始まった米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅 ローン危機の結果、融資のうち2370億ドルの債権を販売できず自行に抱えたが、 その半分の売却にこぎ着けたとBOAは試算している。BNPパリバは、融資 保有高はドイツ銀が業界最大との見方を示していた。

クレメンス・ミューラー氏らBOAのニューヨーク在勤アナリストは14 日付のリポートで、「ドイツ銀が売却すれば、LBO融資の残高は1000億ドル 未満に減少する可能性がある」として、「良いニュースだ」と述べた。

ドイツ銀が3月に発表した年次報告書によれば、同行は2007年末時点で実 行予定のものを含め362億ユーロのLBO融資を抱えていた。ドイツ銀の広報 担当者はコメントを控えた。

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