4月の独ZEW景況感指数:マイナス40.7-予想外の大幅悪化(2)

ドイツの欧州経済研究所センター(ZEW) が15日発表した4月のドイツ景況感指数(期待指数)はマイナス40.7と、予想 外に大幅に悪化した。インフレ高進やユーロ高、米住宅不況の余波で企業業績が 打撃を受けるとの懸念が高まった。3月はマイナス32だった。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト41人の中央値では、4 月はマイナス30への改善が見込まれていた。1月にはマイナス41.6と、15年 ぶり低水準に落ち込んだ。指数はアナリストと機関投資家を対象にし、向こう6 カ月の景況感を示す。ゼロを分岐点に数字が大きいほど楽観的な見方が多いこと を表す。

ドイツの株式指標であるDAX指数は年初来で19%安と、欧州の主要株式 市場の中では下げが最もきつい。欧州一の経済大国であるドイツでは景気拡大が 持続しているものの、過去最高水準にある食品・原油価格を背景とした消費者の 購買力低下やリセッション(景気後退)入り寸前にある米経済、ユーロ高による 輸出競争力の低下により、見通しは悪化している。

ドイツ銀行のエコノミスト、シュテファン・ビールマイヤー氏(フランクフ ルト在勤)は、「ここ1カ月間、ますます悪いニュースが続いている」と指摘す るとともに、「景気見通しが悪化しユーロも上昇、さらにはインフレが個人消費 に打撃を与えるなか、投資家は企業の利幅を懸念している」との見方を示した。

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