第一生命:超長期債中心積み増し、外株・オルタナ微増-08年度運用(2)

第一生命保険は15日、2008年度の運用計 画で、金利上昇局面をとらえて超長期国債を中心に円債を積み増す方針を明らか にした。また外国株・オルタナティブ(証券化商品、ヘッジファンド、プライベ ート・エクイティ)も微増ながら積み増す。住宅ローン担保証券(RMBS)も 良いものがあれば買っていく考えという。

一方で、外債・国内株は、大きく動かすことは想定しておらず、横ばいの見 通し。

第一生命運用企画部の浅野和彦運用企画室長、佐藤和憲課長、岩元慎弥主任 が、ブルームバーグニュースに対して述べた。

国内債は超長期債中心に積み増す方針、外株・オルタナは微増

国内債は、年限長期化を図るため、超長期債を中心に、利回り曲線を考慮し ながら、固定利付国債を積み増す。40年債についても、流動性が増すことから 投資対象として検討するほか、社債も一部対象とする。円金利資産は、現在、全 体の7-8割を占めている。

また長期的な観点から目標とするウエートに対して余裕がある外国株やオル タナティブ(証券化商品、ヘッジファンド、プライベートエクイティ)を積み増 し微増とする方向。

外国株は、欧米に加えアジア株も含まれ、個別・ファンドの入れ替えなど幅 広い分散投資を目指す。07年度実績では、当初計画を上回って外国株を積み増 した。RMBSについても、スプレッド(超過収益)に魅力が出てくれば十分投 資対象にするとの意向を示した。

外債・国内株は横ばい

一方、外貨建て債券・国内株は、大きく変更することはなく、横ばいの計画。 外債の通貨別では、ドルとユーロの比率が6対4を継続する。為替ヘッジなしの オープン外債は、中長期的な目標とするウエートに達しているため変わらず、為 替ヘッジ付き外債は、内外金利差をみながら入れ替えを行う。

不動産は、投資収益に見合う物件があれば考慮するが、特に増減は決めてい ない。また、コモディティー(商品)への投資は計画していない。

総資産は、前年度に比べて、微増から横ばいの見通し。

長期金利は1.2-1.8%を予想、日銀は年度内据え置き

日銀の金融政策に関しては、年度内は据え置きを想定しており、2008年度 の長期金利は1.2-1.8%のレンジを予想、年度末は1.7%程度を見込む。

米国経済に関しては、足元は低迷しており、上半期は低迷が続くが、下半期 は金融政策・財政政策の効果が表れて回復に向かう見通し。政策金利は、利下げ が続き、現行の2.25%から2%、ないしは2%を下回る可能性を見込んでいる。

為替相場に関しては、ドル・円で1ドル=100―115円、ユーロ円で150- 165円のレンジを予想している。

第一生命の2008年度末の予想水準(カッコ内は年度中の予想レンジ)
日本の政策金利:0.5%
10年債利回り   :1.7%  (1.2-1.8%)
日経平均株価   :16000円  (11000-17000円)
FFレート     :2.0%-2.0%下回る水準
円/ドル       :110円  (100-115円)
円/ユーロ     :160円  (150-165円)

--共同取材:伊藤小巻 Editor:Hidenori Yamanaka,Norihiko Kosaka

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 池田祐美 Yumi Ikeda +81-3-3201-2490 yikeda4@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 大久保 義人 Yoshito Okubo

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