竹内製株が2000円割れ、北米の住宅低迷が継続-今期は大幅減益予想

ミニショベル最大手、竹内製作所の株価が 大幅続落。一時は前日比282円(13%)安の1853円まで値を下げ、約3週間ぶ りに2000円を割り込んだ。中国や欧州などで建設機械投資が拡大、ミニショベ ルなどの販売は好調に推移しているが、北米住宅市場の落ち込みが続き、今期 (2009年2月期)は大幅な減収減益になるとの見通しを示した。予想数字が市 場予想を下回ったため、失望売りに押されている。

この日は売り気配で開始、午前9時36分ごろ前日比250円(12%)安の1885 円で売買が成立した。その後も1000株、2000株(同社株の売買単位は100株) の売り注文が続き、52週安値1806円(3月17日)を視野に入れている。

日興シティグループ証券の桜田順司アナリストは14日付の投資家向けリポ ートで、「会社側は為替前提を例年よりも実勢レートに近い水準に設定してき たが、営業利益は弱気の当社予想よりもさらに低い水準」と指摘、今回の決算 発表が「株価に対してネガティブに作用する可能性が高い」と述べている。

竹内製が14日の取引終了後に公表した09年2月期業績見通しによると、 本業のもうけを示す連結営業利益は前期比48%減の66億3000万円に急減する。 「北米の住宅着工の回復が遅れており、北米事業がさらに悪化すると見込んだ」 (同社IR担当の宮坂光規氏)ことが主因。北米事業は10%の減収を見込む。

08年2月期は14%増収の34%営業増益だった。所在地別の営業利益をみる と、輸出が好調な日本が前の期比29%増の106億円、欧州が同75%増の11億 円、北米が同32%減の18億円で、アジアは5100万円の赤字と前の期並み。米 サブプライムローン問題に端を発する米住宅市場の混乱が影響を与えた格好。

宮坂氏は「中国向けの出荷額は09年2月期に前期の3倍超まで増大する見 通しで、アジア・オセアニア地域は黒字化する」としている。

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