米ワコビア:1-3月は赤字-70億ドルの増資計画を発表(2)

大手米銀ワコビアが14日発表した2008 年1-3月(第1四半期)決算は、米サブプライム(信用力の低い個人向け) 住宅ローン問題が響き、予想外の赤字となった。同行は減配と、70億ドル(約 7060億円)の増資の計画を発表した。

第1四半期の損益は3億9300万ドル(1株当たり20セント)の赤字。前 年同期は23億ドル(同1.20ドル)の黒字だった。ブルームバーグ・ニュース がまとめたアナリスト予想平均では1株当たり約40セントの黒字が見込まれ ていた。ワコビア株はドイツ市場での取引で一時2%安の27.27ドルとなった。

ワコビアの四半期ベースの赤字は2001年以来。ケネディ・トンプソン最高 経営責任者(CEO)は「深い失望」を表明した。同行は減配により20億ドル の資本を温存する。同行の時価総額は06年のゴールデン・ウェスト・フィナン シャル買収以来、半減している。同行は住宅ブームのさなかにゴールデン・ウ ェストを買収した。

トンプソンCEOは発表資料で「株主に負担をかける減配は最も辛い決断 だった」が、「住宅市場と資本市場の不安定が続くなかでバランスシートを強化 することは、株主にとって長期的に、減配の不利益を上回るプラスだと考える」 と説明した。

同行は13日遅くに決算発表を4日間前倒しすると発表。アナリストはそれ まで、第1四半期業績を約7億1500万ドルの黒字と予想していた。RBCキャ ピタル・マーケッツのアナリスト、ジェラード・キャシディ氏は決算前倒しの 発表を受け、「多額の赤字」を予想していた。

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