Jフロント:今期の純利益予想0.4%増、9円配-統合作業早期に(4)

百貨店の大丸と松坂屋を傘下に持つJ.フロ ントリテイリングは14日、今期(2009年2月期)の連結純利益が前期比0.4%増 の235億円になる見通しと発表した。大丸と松坂屋の統合作業を早期に進め、営 業強化やコスト削減の効果が寄与する見込み。

今期の売上高は同1.5%増の1兆1950億円、営業利益は同0.9%増の430億 円を見込む。配当は中間、期末それぞれ4円50銭の計9円とし、前期から4円 50銭増配する予定。

また、同社は11年2月期を最終年度とする3カ年経営計画を発表した。11 年2月期の連結売上高は1兆2250億円、営業利益は530億円を見込む。営業利益 率は、4.3%を狙う。また、連結総資本利益率(ROA)目標は6.5%以上、株主 資本利益率(ROE)目標は8.5%以上とした。3カ年の設備投資額は700億円、 営業キャッシュフローは合計1100億円を見込んでいる。

Jフロントは、大丸と松坂屋傘下の各事業を1事業1社に集約する方針を打 ち出している。スーパー・建装事業は今年9月までに、レストラン事業を来年3 月までにそれぞれ統合する予定。10年2月までには全事業の統合を完了する計画。

決算会見に出席した奥田務社長兼最高経営責任者(CEO)は、統合作業が 「予想以上に進んでいる」と説明し、今年9月に予定している会計、情報システ ムなどの統合が進めば、その他の統合作業も加速されるとして「前倒しで進めた い」と述べた。また、長期的な展望として、14年度以降に業際を超えた異業態と の提携も進める考えを示した。

前期(08年2月期)の実績は、大丸と松坂屋両グループの1年間の業績を算 入した実質ベースでみると、連結純利益が前の期と比べ3.7%増の234億円、売 上高は同0.4%増の1兆1779億円、営業利益は同1.7%増の426億円だった。同 社は昨年9月に持ち株会社として設立された。

Jフロントリテイリングの株価終値は前週末比19円(2.8%)安の659円。

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