オンワドHが続伸、特損減り今期EPS伸びる-基幹商品強化を見極め

婦人衣料が主力のオンワードホールディン グスの株価が小幅続伸。「23区」や「組曲」などの基幹ブランドに経営資源 を集中させ、会社側は厳しい環境下でも今期増収増益を計画した。EPS(1 株当たり当期純利益)が市場予想を上回り、株価指標面で割安感が台頭、買い が優勢となった。午前9時56分現在、前週末比41円(3.7%)高の1137円。

野村証券金融経済研究所の風早隆弘アナリストは会社側の収益計画につい て、「景況感が悪化していく中で、本当にこれだけの増収が可能か見極めたい。 現時点ではチャレンジング(挑戦的)だと思う」とみている。

オンワドHが前週末11日の取引終了後に公表した2009年2月期の連結業 績目標によると、売上高は前期比1.4%増の2910億円、営業利益は同11%増の 206億円、EPS79円15銭を見込む。うち「23区」など主力ブランドで5% の増収が可能としており、商品改革の成果が出始めるとみている。足元では5 年ぶりにテレビCMを再開した「23区」の売り上げが好調。同ブランドの3 月の既存店売上高は前年同月比17%増となり、春物商戦は順調だった。

同銘柄をカバーする証券アナリスト10人による事前の09年2月期業績予 想の平均は、売上高が2938億円、営業益が203億円、EPSが70円75銭。風 早氏は、会社側のEPS予想が市場コンセンサスを12%上回った背景を「特別 損失が予想以上に減るうえ、オンワード商事の繰越欠損金が使えることが原因 ではないか」と解説、「PER(株価収益率)水準の低下で割安感が出てくる 可能性はある」とみていた。

会社側のEPS予想に基づいた11日終値のPERは約13.8倍で、過去5年 間で最低レベル。5年間のPER平均は29倍。

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