シナネン株が急落、ねじれ国会でガソリン買い控え-前期一転減益に

燃料商社のシナネンが急落。原油高で石油 製品の販売価格が上昇したため、家庭向けの灯油販売が振るわず、11日に2008 年3月期の連結利益予想を下方修正した。増益計画が一転減益になったもよう だ。揮発油税等の暫定税率が3月末に期限切れとなることを見越し、消費者が ガソリンなどを買い控えたという、いわゆる「ねじれ国会」による政局混乱の 影響も受けた。午前9時40分現在の前週末比50円(12%)安の359円。

08年3月期の連結営業利益は前の期比5.2%減の25億円にとどまったもよ う。従来計画は45億円と大幅な増益を見込んでいた。家庭用の灯油では、価格 上昇による消費者の買い控えや環境配慮による節約の動きも重なり、需要が伸 び悩んだ。LPガス部門では、CP(サウジアラビア通告価格)高騰による仕 入価格上昇分の価格転嫁が進まなかったことも響く。期末には、暫定税率の引 き下げを見越して消費者がガソリンや軽油の購入を先送りしたため、販売量が 落ち込んだ。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は「下方修正幅は大きかった。 価格転嫁が進んでおらず、厳しい業績が続きそうだ」と先行きを悲観的にみて いる。

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