フィリピン・ペソなど東南アジア通貨が下落-コメ価格急騰でインフレ

フィリピンでは昨年末時点でコメの価格が 100ポンド当たり13.865ドルとなり、中央銀行は2003年以来で初めてインフ レの目安を達成し、ペソは上昇率で世界2位だった。

それが4月1日までにコメは過去最高値の21.60ドルに向かって急騰し、 インフレ率はほぼ2倍、ペソは月間下落率が7年で最大となった。

コメや小麦、牛乳、食用油などの価格が過去最高値に上昇したことで、東 南アジアの通貨は大きな打撃を受け、ペソやインドネシア・ルピアは下落して いる。ドイチェ・アセット・マネジメントやフォルティス・インベストメンツ は、インフレで投資収益率が低下するとの懸念から保有していた債券を売却し ており、為替相場に一段の下押し圧力がかかっている。こうした地域は、食品・ 燃料の輸入コスト上昇を抑える上で、堅調な為替相場に頼ってきている。

ドイチェ・アセット・マネジメントの運用担当者、ニコラス・シュロットハ ウアー氏は「インフレ対策として通貨にだけ頼ることはできない。相場がさら に上昇する可能性がない段階にきているためだ」と指摘した。

ペソは3月の下落率が3.2%と、01年6月以来で最大だった。2007年10- 12月(第4四半期)は9%上昇していたが、相場の動きが反転した。

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