額賀財務相:金融安定化へ向け市場心理を改善する措置必要-IMFC

額賀福志郎財務相は12日午前(米東部時 間)、ワシントンで開かれた国際通貨金融委員会(IMFC)で、米サブプラ イム(信用力の低い個人向け住宅ローン)問題による金融市場の混乱を受け、 「金融市場の調整などのリスクは解消されておらず、引き続き市場のセンチメ ント(心理)を更に改善させる措置を採る必要がある」とした声明を発表した。

そのうえで、当面の対応策として①金融機関による適切な価格評価に基づ く損失の認識、②徹底的かつ即時のディスクロージャー(情報開示)、③必要 に応じた資本増強-の3点を挙げ、金融機関に対し着実な実施を要請した。

財務相は「市場を通じた円滑な資金の供給が、経済の不可欠なインフラに なっている」とし、「金融システムの安定性を確保するためには、金融市場に おける取引の連鎖が断たれた場合の影響を避けることが重要な課題となってき た」と指摘。各国当局や国際機関が緊密に協力し対応すべきとした。

SWFのガバナンス強化を

また、IMFが進めている政府系ファンド(SWF)のガバナンス強化や 透明性に関する行動規範の策定に支持を表明したうえで、「SWFの存在感は 高まっている。受け入れ国側における保護主義の台頭を抑制することにより、 SWF及び受け入れ国の双方にとって利益となる」との認識を示した。

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