金融安定化フォーラム報告:危機再発防止へ情報開示、監督強化を提言

金融安定化フォーラム(FSF)は11日、 会計ルールの強化と銀行監督の厳格化、企業に資産情報の開示拡大を義務付け るなどの提言をまとめ、報告書として発表した。資産の評価切り下げや信用損 失が2450億ドルに膨らんだ慣行の是正を目指す。

FSF報告書は各国政府に対し、銀行のリスク評価や簿外部門の管理、資 産の評価、投資家との対話など、これらの手法に対する監督基準の引き上げを 提言した。

「市場と金融機関の健全性に対する信頼を回復するには、世界規模でのシ ステム強化に向けて今の段階で措置を講じることが必要不可欠だ」と主張。 「規制当局は短期的なストレスを悪化させないようなやり方で実行することに なるだろう」と付け加えた。

同報告はリスク管理と資産評価、格付け会社による活動の改善方法を見い だすため、主要7カ国の要請に基づいてまとめられた。

FSFはマリオ・ドラギ議長(イタリア中央銀行総裁)の下、「複雑な構 造を持つ特定の信用商品」について資本基準を引き上げるよう提言したほか、 デフォルト(債務不履行)や不測の事態のリスクに備えた引き当て積み増しな どを報告書に盛り込んだ。

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