米GEの1-3月期:予想外の減益、金融部門悪化-見通し下方修正

複合大手の米ゼネラル・エレクトリック(G E)が11日発表した2008年1-3月(第1四半期)決算は、前年同期比12% 減益となり、アナリスト予想を下回った。資産売却が完了しなかったことや世 界の資本市場混乱で金融部門の損失が膨らんだことが響いた。同社は通期の業 績見通しを下方修正した。株価は一時12%安と、1987年以来で最大の下落とな った。

第1四半期の継続事業ベースの利益は43億6000万ドル(1株当たり44セ ント)と、前年同期の49億3000万ドル(同48セント)から減少した。四半期 利益が前年同期から減少したのは2003年以来だった。アナリストは平均で1株 利益51セントを予想していた。売上高は前年同期比8%増の422億ドルだった。

同社は、通期の1株利益見通しを2.20-2.30ドルと、従来の最低2.42ド ルから下方修正した。ジェフ・イメルト最高経営責任者(CEO)は最近まで、 2008年見通しの達成に自信を示していた。

イメルトCEOは米経済専門局CNBCとのインタビューで、「投資家を 失望させるのは残念だ」として、「責任は当社にある」と述べた。

同社利益が予想を下回ったのは予想外だった。イメルトCEOによると、 同社は3月の最後の2週間に資本市場混乱の影響で、保有証券の評価額引き下 げを余儀なくされた。同社はまた、一部の金融資産の売却も完了できなかった。

ニューヨーク時間午前9時54分(日本時間午後10時54分)の株価は前日 比4.06ドル(11%)安の32.69ドル。

イメルトCEOは3月13日の投資家向けウェブキャストで、通期利益見通 しは達成できる見込みだと述べていた。決算発表後の電話会議でアナリストか ら説明を求められ、同CEOはウェブキャストの数日後に米証券大手ベアー・ スターンズの問題が浮上したと指摘し、「3月の最後の2週間は金融サービス 業界にとって難しい時期となった」と語った。

スターン・アギー・アンド・リーチのアナリスト、ニコラス・ハイマン氏 は「GEにこれほど期待を裏切られるのは実に久しぶりだ」として、「経営陣 にはかつてない強い圧力がかかっている」と話した。

GEの商業用・消費者金融部門の業績は自社見通しを下回った。GEの発 表によると、金融部門の今年の利益は前年比5-10%減となる可能性がある。 金融部門以外は10-15%の増益となり、全体では横ばいから5%増の見込み。

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