米国債(11日):反発、2年債1.76%-GE決算や経済指標で買い(2)

米国債相場は反発。2年債は週間ベ ースで4週ぶりに上昇した。米ゼネラル・エレクトリック(GE)の四 半期決算が2003年以来初の減益となったことに加え、ロイター・ミシガ ン大学消費者マインド指数が約26年ぶりの低水準となったことから買い が優勢だった。

米株価指数の下落も米国債の買い手がかりとなった。今月30日の米 連邦公開市場委員会(FOMC)で景気てこ入れのために最大0.5ポイ ントの利下げが実施されるとみる確率が今月に入り初めて50%となった。

センティネル・アセット・マネジメントの債券責任者、デービッ ド・ブラウンリー氏は「米国債市場はリセッション(景気後退)と非常 に弱い経済指標を織り込んでいる。状況が悪化すれば、金利は一段と下 がるだろう」と指摘した。

キャンター・フィッツジェラルドによると、ニューヨーク時間午後 1時20分現在、2年債利回りは前日比8ベーシスポイント(bp、1bp =0.01ポイント)低下し1.76%。2年債価格(表面利率1.75%、2010 年3月償還)は約1/8上昇し99 31/32。10年債利回りは前日比6bp低 下の3.48%。5年債利回りは前日比10bp、30年債利回りは4bp低下し た。

米国株は大幅な下げ。GEの1-3月期決算が前年同期比12%減益 となり、アナリスト予想を下回ったことが嫌気された。GEは資産売却 が完了しなかったことや世界の資本市場の混乱で金融部門の損失が膨ら んだことが響いたと説明した。

株価大幅下落見通し

シティグループ・グローバル・マーケッツの金利ストラテジスト、 ジェームズ・コリンズ氏は「市場参加者は株価大幅下落の可能性を考慮 して、債券市場のポジションを維持している」と述べた。

3カ月物Tビルの利回りは3週間ぶり低水準となる1.16%を付けた。 信用リスク認識が上昇している兆候として、3カ月物のドル建てロンド ン銀行間貸出金利(LIBOR)はTB利回りを1.55ポイント上回った。 これは3週間ぶりの大幅な格差。

金融セクター以外への波及

スティフェル・ニコラウスの主席国債トレーダー、マーティン・ミ ッチェル氏は「これまで金融セクターと投資銀行の損失だけが表面化し てきた。しかし、GEの減益は金融サービス業界への投資で損失を被っ た企業が他にも存在することを示唆している」と語った。

同氏は10年債利回りが3.28%付近に再び低下する可能性があると の予想を示した。

朝方発表された4月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数 (速報値)は63.2と、3月の69.5から低下。1982年3月以来、約26 年ぶりの低水準となった。同統計を受けて、米国債相場は上値を伸ばし た。

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