みずほ:純利益が半減、3度目の減額-サブプライム損失は国内最大(4)

みずほフィナンシャルグループは11日、 2008年3月期の連結純利益が3100億円になったようだと発表した。当初は限 定的とみていた米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連損失 が国内金融機関で最大の規模に膨らみ利益を圧迫した。期初予想から3度目の 下方修正で、6210億円を確保していた前期比では50%の減益となる。

07年4-12月期で3450億円だったサブプライム関連損失は、証券化商品 の価格下落に伴って08年1-3月の間に2200億円増え、通期では5650億円に 拡大した。追加損失を出したみずほ証券の前期の連結純損益は4200億円の損失 に陥る。12月末で4700億円あった外貨建証券化商品の投融資残高は約1000億 円に減少したという。保有株式の減損処理も減益拡大要因になった。

みずほは期初には前期純利益を7500億円と21%の増益を見込んでいた。 ところがサブプライム問題の余波で、広く証券化商品の価格下落が続き、11月 と1月時点で通期の業績予想をすでに2度下方修正。直近では4800億円と見込 んでいた。損失発生の中心であるみずほ証は自社の価値が定まらないとして、 新光証券との合併時期を2度も延期する事態に追い込まれている。

みずほのサブプライム損失拡大について、クレディ・スイス証券の伊奈伸一 リサーチ・アナリストは「予想を上回る損失規模だが今回の処理で今後の追加損 失懸念は少なくなった」と指摘している。ブルームバーグ・ニュースがアナリス ト6人を対象に調査した事前予想では純利益の中央値が3690億円、最低で3000 億円が見込まれていた。

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