【注目株】みずほF、エルピーダ、7&i、Fリテイリ、武田薬(2)

11日の材料銘柄は以下の通り。

みずほフィナンシャルグループ(8411):11日付の日本経済新聞朝刊に よると、同社は08年3月期の業績を下方修正する方向で最終調整に入った。 11日にも発表する見通しという。サブプライムローン問題に端を発した金融 市場の混乱が波及し、傘下のみずほ証券を中心に関連損失が拡大するためで、 3回目の減額修正になるとしている。

エルピーダメモリ(6665):11日付の日本経済新聞朝刊によると、同社 の08年3月期の連結営業損益は200億円前後の赤字になったようだ。前の期 は684億円の黒字。主力製品のDRAMが世界的に供給過剰となり、パソコン 向けを中心に採算割れの水準まで販売単価が下落したという。年度での営業赤 字は04年11月の株式上場後初めて。

半導体関連株:10日の米国株式相場では、半導体世界最大手の米インテ ルなど半導体関連株が軒並み高。バンク・オブ・アメリカ(BOA)はインテ ルの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。ライバル企業の顧客をも 引き付け、収益が向上しているためで、「日本の半導体製造装置メーカーや半 導体パッケージメーカーに好影響がおよぶ可能性がある」(大和住銀投信投資 顧問の門司総一郎チーフストラテジスト)。

セブン&アイ・ホールディングス(3382):主力のコンビニエンスストア 事業が改善し、フードサービス事業の営業赤字も縮小すると見込み、2009年 2月期の連結営業利益目標を前期比4.6%増の2940億円と設定した。同社株 をカバーする証券系アナリスト14人の同予想値の平均は3102億円だったため、 計画は市場コンセンサスを約5%下回る。

ファーストリテイリング(9983):春物商戦が好調で上半期の業績が会社 想定を上回ったため、10日付で2008年8月通期の連結営業利益予想を728億 円から801億円に10%引き上げた。アナリスト14人の同予想値の平均は758 億円だったため、会社計画が市場コンセンサスを約6%上回った格好。

武田薬品工業(4502):ゲノム(遺伝情報)創薬で世界的に有名な米ミレ ニアム・ファーマシューティカルズを買収する。株式公開買い付け(TOB) で最大88億ドル(約8880億円)を投じて全株式を取得する。がん領域を強化 する一環で、事業拡大スピードを加速させる。

富士重工業(7270):トヨタ自動車(7203)が富士重への出資比率を約

8.7%から16.5%に引き上げるとともに、子会社のダイハツ工業を加えた3社 間で小型車の共同開発や生産委託などで一層連携を強めると正式発表した。ト ヨタの渡辺捷昭社長は、出資比率を更に高める意向はあるかとの問いに「今は これ以上考えていない」と語った。一方、ゴールドマン・サックス証券は11 日付で同社株への投資判断を「売り」から「中立」に1段階格上げした。

ユニー(8270):グループ各社の収益性を高めるとしているが、09年2 月期は消費低迷を受けて、スーパー事業の既存店売上高の前提値を前期比

1.8%減と設定、連結営業利益を同3.1%減の397億円と見込んだ。アナリス ト8人の同予想値の平均は412億円だったため、会社計画は市場コンセンサス を約4%下回った格好。8月21日付でユーストア(9859)を吸収合併する。

ローソン(2651):年金問題から派生する将来への不安や、原材料価格の 高騰が個人消費を抑制するとみて、09年2月期の連結営業利益予想を前期比

8.8%減の425億円と設定した。新浪剛史社長は10日夕の会見で、既存店売上 高の前提値を同4%増、店舗改装数を約600としたことを説明、既存店の活性 化を行い、「加盟店主を集められるチェーンでいたい」と話した。

東京個別指導学院(4745):少子化で学齢人口が減っていくが、積極的に 新規教室を出店、中学受験や大学受験の進学指導力を高め、差別化を図る。3 カ年中期経営計画の業績目標は、2011年2月期の売上高が183億円(09年2 月期目標比14%増)、営業利益が22億円(同22%増)。

東武ストア(8274):ポイントカードを利用した販促活動が実り、固定客 の来店頻度が向上、08年2月期の既存店売上高は前の期比0.8%増と想定を上 回り、連結営業利益は同2.5%増の23億円だった。09年2月期は3%増収の 1%営業減益を計画、1株利益(EPS)予想を前期並みの28円43銭とした。

東京ガス(9531):11日付の日本経済新聞朝刊によると、同社の09年3 月期の連結営業利益は前期推定比15%増の710億円になる見通し。4月に実 施したガス価格の本格改定による値下げが100億円程度の減益要因となるが、 前期の液化天然ガス(LNG)や原油の価格上昇に伴い、原料費調整制度に基 づいて今期に価格転嫁が進むという。

光通信(9435):11日付の日本経済新聞朝刊によると、同社の08年3月 期の連結純利益は前の期比70%減の50億-70億円程度にとどまったようだ。 従来予想は8%増の200億円だった。主にSFCG株の下落で経常利益にほぼ 匹敵する約220億円の有価証券評価損を特別損失に計上するため。ただ税効果 会計による税負担の調整で赤字は免れたようだとしている。

マツダ(7261):エンジンを制御するコンピューターのプログラムに不具 合があったとして、乗用車「デミオ」など3車種、計17万300台(2005年3 月-07年9月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 対策費用は明らかにしていない。

近畿日本ツーリスト(9726)やエイチ・アイ・エス(9603)など旅行関連 銘柄:東レ経営研究所・産業経済調査部の永井知美・産業アナリストは10日 放映のブルームバーグ・テレビのインタビューで、今年の大型連休(ゴールデ ンウイーク)の旅行需要は伸び悩むと述べた。日並びが良くないうえ、原油高 による燃油特別付加運賃(サーチャージ)の負担増が背景で、海外旅行は昨年 を下回ると予想している。

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