米国株:反発、半導体や小売株が上昇-ナスダック指数1.3%高(2)

米株式相場は反発。テクノロジー企業の業 績見通しに改善がみられたほか、ディスカウントストアでの既存店売上高が増 加したことが手掛かりとなった。

半導体世界最大手インテルを中心に半導体企業の株価が上昇。アナリストが インテルの収益向上や自社株買いの拡大を指摘したことが買い材料となった。 通信機器大手シスコシステムズも上昇。モルガン・スタンレーが売上高は予想 を上回る可能性があるとの見方を示したことが買いを集めた。小売り大手ウォ ルマート・ストアーズやディスカウントのコストコ・ホールセール・クラブは、 割安な食料品や家電製品への需要の高まりを手掛かりに買われた。

S&P500種株価指数は前日比6.06ポイント(0.5%)上げて1360.55。ダウ 工業株30種平均は同54.72ドル(0.4%)高の12581.98ドル。ナスダック総合 指数は29.58ポイント(1.3%)上昇して2351.70。ニューヨーク証券取引所 (NYSE)の騰落比率は2対1。

アレジャント・アセット・マネジメントのマネジングディレクター、マイケ ル・クレン氏は、「テクノロジー株はオーバーウエートとしている。当社は売 りたたかれてきた選択的消費財関連株の一部に注目している」と語った。

ブルームバーグがまとめたアナリスト調査では、S&P500種採用企業の第 1四半期利益は前年同期比で11.3%減が見込まれているが、第2四半期は

3.5%増、第3、第4四半期はそれぞれ13.9%と54.5%の増益率が見込まれてい る。

ウォルマートやコストコ

ウォルマートは上昇。3月既存店売上高は0.7%増だった。同社はまた2- 4月(第1四半期)業績予想を1株当たり利益74-76セントと、従来の同70 -74セントから上方修正した。

コストコは既存店売上高が7%増加したのが好感されて値上がりした。

シスコはS&P500種のテクノロジー株の上げを主導。テクノロジー株は

1.5%上昇した。

インテルも高い。バンク・オブ・アメリカ(BOA)はインテルの株式投資 判断を「ニュートラル(中立)」から「買い」に引き上げた。BOAはインテ ルの株価が9日終値から26%以上値上がりする可能性を指摘。同社がライバル 企業の顧客を引き付け、収益が向上したほか、自社株買いを拡大していることが 投資判断引き上げの根拠となった。

ゴールドマンCEOの発言

ブルームバーグがまとめたアナリスト予想によると、S&P500種採用企業 で金融機関を除く企業の増益率は今年第1四半期に6.5%増が見込まれている。

米証券大手ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクフェイン 最高経営責任者(CEO)が信用危機は終わりに近づいている可能性があると の見方を示したことから、金融株は値下がり分を一部取り戻した。

同CEOはゴールドマンの年次会合で、「始まりより、終わりのほうが近い。 すでに始まりから4分の3の段階に達している、あるいは残り4分の1に差し 掛かっているかもしれない」と述べた。

米銀シティグループやワコビアはいずれも上昇したが、ゴールドマンは下落 した。リーマン・ブラザーズ・ホールディングスも売られた。

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