二松学舎大の田村教授:保守系勢力の均衡がポイント-韓国総選挙

二松学舎大学の田村紀之教授は10日放映の ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、9日投開票が行われた韓国の総 選挙で、李明博(イ・ミョンバク)大統領のハンナラ党が過半数議席を獲得した ことについて述べた。主なコメントは次の通り。

韓国総選挙の評価:

「与党・ハンナラ党が過半数を確保した。今回の総選挙は、大統領選挙の余 韻をそのまま残した。李明博大統領勝利のイメージが、追い風になった。3つの ポイントがあった。野党である旧与党・統合民主党の惨敗ぶりでは、大物議員の 落選が注目される」

「ハンナラ党が153議席、統合民主党が81議席となったが、鍵を握るのは 無所属の議員だ。特に保守系の無所属議員で、この議席を含めると与党は安定多 数に達する」

韓国政治の勢力図:

「保守系勢力のなかの均衡がポイントになる。与党は朴槿恵(パク・クン ヘ)ハンナラ党前党首を支持する『親朴連帯』と李会昌(イ・フェチャン)総裁 が自由先進党とどう連携するかが李明博大統領の政権運営の鍵となる」

李政権の課題:

「当面、北朝鮮政策に打つ手はない。最近、北朝鮮からはキナ臭い言動が目 立っている。これは韓国に対するけん制だけでなく、米国へのけん制の意味もあ る。ただ北朝鮮も6カ国協議の枠組みは壊したくないだろう。韓国としては、過 剰反応せず慎重に対応していく必要があるだろう」

--共同取材 石川英美 Editor :Tetsuki Murotani Yoshito Okubo

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