欧州債:2年債上昇、利回り3.47%-ECB総裁が不透明性を指摘

欧州国債市場では独2年債相場が上昇した。 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が景気見通しにはなお「異例なほど」高 い不透明性があるとの認識を示したことが背景。

ECBがこの日、政策金利を4%に据え置いたことを受け、2年債利回りは 一時、月初来の低水準まで下げた。ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノ ミスト調査でも、68人全員が据え置きを見込んでいた。トリシェ総裁は政策金 利決定後の記者会見で、現在の金融市場の緊張によるユーロ圏経済への「影響は 想定以上に広範に及ぶ可能性がある」と述べた。

野村インターナショナルの債券ストラテジスト、ショーン・マロニー氏(ロ ンドン在勤)は「ECBの責務がインフレ抑制であることは周知のことだが、景 気見通しの悪化に伴い姿勢を変更することも時折みられる」と語った。「今回の 決定は国債相場には織り込み済みだった」と指摘した。

ロンドン時間午後5時までに、独2年債利回りは前日比1ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)下げ3.47%となった。一時は3.43%まで低下した。 同国債(2010年3月償還、表面利回り3%)価格は0.02ポイント上昇し99.14。 一方、10年債利回りは1bp上げ3.99%。

マロニー氏の6月末までの見通しによれば、2年債利回りは3.10%、10年 債は3.40%に低下する可能性がある。

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