ロンドンの金融機関が採用活動を縮小、景気や市場環境悪化で-調査

英景気減速や信用市場の混乱のなか、ロン ドンの金融サービス業界が採用活動を縮小させていることがコンサルタント会 社モーガン・マッキンリーの調査で分かった。

調査によると、金融サービス業界の3月の新規求人数は前年同月に比べ約 23%減少した。同業界の平均報酬も前月比で約0.7%低下し4万9765ポンド(約 990万円)となった。

モーガン・マッキンリーの親会社、インプリントのロバート・テシガー最 高経営責任者(CEO)は月次リポートで、「これらの数字は、ロンドンの金 融サービス業界の採用サイクルが新しい段階に入ったことを示している」と指 摘した。

国際通貨基金(IMF)は今週、英成長率予想を下方修正した。2008年と 09年の成長率はそれぞれ1.6%と、1990年代初めの前回リセッション(景気後 退)以来の低水準が予想されている。米シティグループやリーマン・ブラザー ズ・ホールディングスなど金融機関は人員削減を発表し、米サブプライム(信 用力の低い個人向け)住宅ローン関連の金融機関の評価損は膨らんでいる。

モーガン・マッキンリーによると、ロンドンの金融街の中心シティーの3 月の求人数は前月比で2%減少した。新たな職を得るまでの平均期間は約60日 と、前年同期に比べ10日余り長くなった。1-3月の求人数は前年同期比18% 減の2万4570人だった。同社はロンドンの200社余りの金融サービス企業(保 険会社除く)からデータをまとめた。

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