投資家ソロス氏:信用危機は改善される前に一段と悪化するだろう

米投資家ジョージ・ソロス氏は10日、 記者団との電話会議で、世界的な信用市場の混乱は一段と悪化した上で、改善 に向かうとの見解を示した。

ソロス氏は一連の金融市場の混乱について、規制の欠如が一因との立場 を取り、規制当局や米国政府の対応が不十分ななかで、信用危機は改善の前に 一段の悪化を見ると予想した。

世界の大手金融機関は、2007年初めからすでに約2320億ドル(約23兆 4500億円)の評価損や損失(貸倒引当金含む)を計上している。国際通貨基 金(IMF)は8日、米国の住宅ローン危機に端を発した金融混乱に伴う金融 機関の損失総額が9450億ドルに膨れ上がるとの見通しを示した。

一方ソロス氏は中国について、世界の市場状況から影響を受けないとい うわけにはいかないと指摘。同国のインフレ率はピークを打ったとして、低下 を見込むと語った。

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