3月のビール類出荷数量19%減-値上げ前需要の反動で過去最悪(2)

3月のビール系飲料(ビール、発泡酒、第 3のビール)の課税出荷数量は、前年同月比18.7%減の3291万3000ケース (1ケースは大瓶20本換算)と4カ月ぶりにマイナスだった。落ち込み幅は 2001年7月(17.4%減)以来、過去最悪となった。

原材料の麦芽やトウモロコシ、缶などに使うアルミなどの価格が高騰してい るため、2月にキリンビール、3月にアサヒビールが出荷価格の引き上げを実施。 値上げ前の駆け込み需要が発生したキリン、アサヒの反動減により全体が大きく 落ち込んだ。サッポロビールには4月の値上げを控えた駆け込み需要が発生した ため15-20%伸びたものの、アサヒは同44%減だった。

酒類別では、ビールが同29%減の1611万5000ケースと4カ月ぶりのマイ ナスとなったほか、発泡酒が同14%減の851万7000ケースと2カ月連続で減少 した。一方、第3のビールは同2.9%増の828万1000ケースと2カ月ぶりにプ ラスに転じた。

卸や小売各社は店頭価格に反映させるのを遅らせるため、値上げ前に流通在 庫を積み増している。サッポロは反動減により4月には2ケタの大幅減になると みている。

アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー、オリオンビールの大手5社が10 日に発表した内容をまとめた。

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