シンガポール1-3月GDP:年率16.9%増-MASは通貨上昇容認

シンガポール通産省が10日発表した2008 年1-3月(第1四半期)の国内総生産(GDP、速報値)は、前期比年率

16.9%増となった。世界的な需要鈍化の影響を、医薬品メーカーでの生産増加 が食い止めた。07年10-12月(第4四半期)は同4.8%減少だった。

1-3月期の成長率は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミス ト13人の予想中央値(前期比年率10.2%増)を上回った。

米経済にリセッション(景気後退)の兆候が出るなかで、シンガポール政 府は自国の景気拡大の維持を目指している。シンガポール通貨庁(MAS)は 同日、消費者物価を抑制するため、過去26年で最速のペースで上昇している 自国通貨相場の一段の上昇を容認する方針を示した。

CIMB-GKリサーチのエコノミスト、ソン・センウン氏は「このペー スが年内いっぱい続くとは考えられない」と指摘。「インフレ上昇につれて裁 量支出が先細りする可能性がある」と述べた。

シンガポールの消費者物価は2月に前年同月比6.5%上昇し、MASは年 2回の政策見直しで、一段のシンガポール・ドル上昇を容認することを決めた。 MASは同日、今年のインフレ率が4.5-5.5%のレンジの「上半分」になると の見通しも示した。

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