ベスト電がストップ安、さくらやで白物家電売れず-前期一転赤字(2

家電量販店のベスト電器株が、前日比100 円(13%)安の653円とストップ安(制限値幅いっぱいの下落)を付け、約2 カ月ぶりの安値に落ち込んだ。完全子会社化したさくらやの業績低迷や減損処 理に伴う損失計上により、2008年2月期の連結純損益が3期ぶりの赤字に転落 したもようと前日に発表した。これまで黒字を計画していただけに、投資家の 失望売りが膨らんだ。

08年2月期の連結純損益は56億2000万円の赤字に転落したもよう。従来 予計画は12億円の黒字だった。ベスト電器は洗濯機や冷蔵庫などの白物家電に 力を入れており、さくらやでも白物家電の販売に力点を置いた。ただ、さくら やは「駅前の立地店舗が多く、白物家電が伸び悩んだ」(ベスト電器・森良章・ 執行役員総務部長)。人気の高いオーディオビジュアルの売り場面積を減らし たことが裏目に出た格好だ。

さらに、09年2月期に閉鎖する予定の店舗を中心に減損処理を行ったほか、 クレジットサービス子会社で改正貸金業規制法に伴う利息返還損失引当金など の特別損失も膨らみ、最終損益が悪化した。

岡三証券の鳥浜伸八アナリストは「既存店売上高が良くなかったため、業 績下方修正はある意味予想されていた。都市型店舗の経営を行っていたわけで はないので、さくらやの再建ノウハウがあるのか不明」と述べた。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は「さくらやとの合理化効果 が十分見られず、現段階では攻勢に出にくいのではないか」と語る。ヤマダ電 機と比べ集客力や商品展開力が劣ることも、手がけにくい要因としている。

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