ダラス連銀総裁:米経済は「貧血の発作」続く、住宅の底はまだ先

米ダラス連銀のフィッシャー総裁は9日、 住宅市場はまだ底打ちしていないと述べ、最近の利下げはまだ個人や法人の借 り入れコスト低下につながっていないとの認識を示した。

フィッシャー総裁はテキサス州サンアントニオで講演。講演テキストによ ると、「住宅危機はまだ一巡したわけではなさそうだ。危険はまだこれからか もしれない」と述べ、「住宅と金融市場は落ち着きを取り戻しつつあるが、米 国経済はなお貧血の発作のような状況が続くだろう」と語った。

8日に公開された議事録によると、3月18日開催の連邦公開市場委員会 (FOMC)は住宅不振に安定化の兆しはまだ見られないとの認識を示した。 フィッシャー総裁のこの日の発言はこうした見方と一致する。FOMC高官ら は今年前半の経済がマイナス成長となり、年末にかけて回復に向かうとの見方 を示している。

フィッシャー総裁は比較的消極的な金融政策が望ましいとして、前回およ び前々回のFOMC会合で利下げ案に反対票を投じた。FOMC議事録による と、同総裁は追加利下げよりも流動性ひっ迫の緩和措置に重点を置くのが望ま しいと考えている。

フィッシャー総裁は9日、「最近のFRBは厳しい判断を迫られているが、 これに関与している一人として確信を持って言えるのは、こうした判断が軽々 しくもたらされたものではないということだ」と語った。「政策決定において は慎重な姿勢と見境のないリスク志向の間で適切な均衡点を探すため、警戒を 緩めてはならない」と続けた。

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