米ボーイング:787ドリームライナー納期、09年に延期-遅延3度目(3)

9日の米株式市場で航空機大手の米ボーイン グが急伸、過去1年5カ月で最大の上げを記録した。同社はこの日、新型機 「787ドリームライナー」の納入遅延を発表したが、アナリスト予想ほどは遅 れていなかったことから買いを集めた。同社は過去6カ月間で3度の納入遅延 を発表している。

ボーイングの発表資料によると787型機の引き渡しは2009年第3四半期まで 延期された。当初は2008年5月の納入を目標としていた。納入遅延は同社の 2008年業績見通しには影響しないという。

オッペンハイマーのアナリスト、マイルス・ウォルトン氏は、「787型機の 納入遅延は保守的な予想の範囲にとどまった。これ以上悪化しなければ、信頼 できる納入予定だ」と述べた。同氏はボーイングの株式投資判断を「マーケッ トパフォーム」とした。

ボーイングは今年1月、納入先第1号となる全日本空輸には2009年初めに 引き渡しができると述べていた。全日空の広報担当ロブ・ヘンダーソン氏は、 「非常に失望した。当社には完全納入がいつになるのか詳細が知らされていな い」と述べた。

ニューヨーク株式市場でボーイングの株価は前日比3.58ドル(4.8%)高の

78.60ドル。2006年11月7日以来で最大の値上がりだった。

ボーイングは昨年10月と今年1月に納入遅延を発表して以来、同社株の時 価総額の4分の1を失った。部品不足や納入業者に大きく依存する新たな生産 工程が納入遅延に影響した。同社は787ドリームライナーの受注獲得に向けて 大規模なキャンペーンを展開、合計892機、総額約1543億ドル(約15兆7910 億円)の契約を獲得していた。

同社は2009年の787ドリームライナー機の納入数は25機と見込んでおり、 これは当初計画の4分の1未満。試験飛行は今年10-12月を予定している。 当初は4-6月期末の実施を計画していた。

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