米景気は停滞へ、個人消費不振で上期の成長率はゼロに-BN月間調査

米国経済は今年1-6月(上期)に成長が止 まる見込みだ。個人消費の冷え込みが響く。

ブルームバーグ・ニュースが今月2日から8日にかけてエコノミスト62人 に実施した調査の中央値によれば、上期の米成長率はゼロ。過半数が米国は既に リセッション(景気後退)入りしているか、間もなくその状況に陥ると予想して いる。

食料品やガソリン価格の高騰で負担感が重い個人消費に失業や住宅の値下 がり、信用収縮がさらに追い討ちをかけている。バーナンキ米連邦準備制度理事 会(FRB)議長は先週、リセッション入りの可能性に初めて言及したが、今月 のエコノミスト調査によれば、連邦公開市場委員会(FOMC)は追加利下げを 実施するとみられる。

ワコビアのチーフエコノミスト、ジョン・シルビア氏は「景気は上期に停滞 する」と指摘。「米国の消費者はかなり暗い。既にリセッションさなかの状況で、 ここから抜け出すにはあと3-6カ月かかる」と語った。

今月のエコノミスト調査では、今年4-6月(第2四半期)の成長率見通し が先月時点の年率0.5%から0%へ引き下げられた。この下方修正には燃料価 格の上昇と、年初来から予想外に増えた失業が影響した。

RBSグリニッチ・キャピタルのチーフエコノミスト、スティーブン・スタ ンレー氏は「その2点が個人消費にひどく響いている。需要は急速に悪化してい る」と指摘する。

エコノミスト調査によれば、米国内総生産(GDP)の3分の2以上を占め る個人消費は上期に年率0.5%増にとどまる見通し。2四半期に及ぶ期間とし ては、1991年3月に終わった期間でマイナスとなって以来、最低の伸びとなる。 また、向こう1年でリセッションに陥る確率は今月の調査では中央値で70%と、 3月時点の50%から増えた。

同調査によれば、米金融当局はフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標 を6月までに0.5ポイント引き下げて1.75%とし、年内は同水準に据え置く見 通し。RBSグリニッチのスタンレー氏は、金融緩和で「当局は積極的な姿勢を 続けるだろう」と予想した。

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