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鉄スクラップ:原料炭価格決着、東京製鉄採算悪化で上昇一服感

日本鉄源協会(東京都中央区)が9日公表し た国内主要3地域での4月第2週の鉄スクラップ平均価格(東京、名古屋、大 阪:標準品H2)は、1トン当たり5万3325円だった。前週比では1円上昇し た。スクラップ価格は、輸出増や国内高炉メーカーの消費増で昨年12月4週以 降、3カ月間最高値を更新し、4割弱と大幅に値上がりしたが、上昇一服感が 出てきた。

鉄源協会の林誠一主任研究員は、韓国・現代製鉄とともにスクラップの購 買価格を引き上げて価格高騰を主導してきた東京製鉄が、「スクラップ価格の高 騰による採算悪化で鋼材輸出を止めるなど、スクラップ価格の上昇に限界がみ えつつある」と指摘する。

鉄スクラップ価格を左右する、鉄鉱石と原料炭の2008年度価格交渉が決着 したことも材料視されている。「鉄鉱石と原料炭による鉄鋼の生産コストがトン 当たり5万2000-3000円となる見込みとなり、スクラップ価格もこれをやや上 回る水準で落ち着くメドがついた」(丸紅テツゲン・製鋼原料部の馬場一男部長) との見方も出ている。

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