8日のNYSEの出来高は今年最低-決算発表待ちで手控え傾向強まる

8日のニューヨーク証券取引所(NYSE) の出来高は約12億株と、今年最低の水準に落ち込んだ。2008年1-3月(第 1四半期)決算発表を前に、相次ぐ企業の収益見通しの修正を受けて、投資家 の間で株式の売買を手控える動きが強まっていることが示された。

過去4営業日のNYSEの1日当たり平均出来高は12億4000万株と、今 年の16億9000万株を27%下回った。ブルームバーグのデータによれば、今 月2日まででは17億2000万株に急増しており、過去最高を更新しそうな勢い だった。

ブルームバーグによる調査の対象となったアナリストらは、今年に入り、 米経済のリセッション(景気後退)入りの可能性を示す証拠が増えるにつれ、 毎週のようにS&P500種株価指数の構成企業の第1四半期の利益見通しを引 き下げている。現在の予想では11.3%減と見込まれている。08年初めの予想 は4.7%増加だった。同指数構成企業の第1四半期決算発表の第1陣が今週始 まり、このうちアルコアは予想を下回る54%減益だった。

ハリス・プライベート・バンクのジャック・アブリン最高投資責任者(C IO)は、「米景気悪化が最終的にどのように企業収益に打撃を与えるかが不透 明なことから、投資家は取引を手控え、様子を見守る姿勢だ」と指摘した。

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