米利下げペース、景気低迷でも今後は鈍化か-FOMC議事録が示唆

米連邦準備制度理事会(FRB)が8日公 開した連邦公開市場委員会(FOMC、3月18日開催)の議事録では、利下げ ペースが鈍化する可能性が示唆された。

議事録は、FOMCの「多くの参加者が、2008年上半期に経済活動が幾分 縮小する可能性が現在、高まっていると判断した」と説明、一部の参加者は「長 期にわたる深刻な景気下降」について懸念を表明したとしているものの、「金 融政策だけでは住宅市場や金融市場の根本的な問題に十分対処できないと認識 した」ことを明らかにした。

リッチモンド連銀総裁を務めたJ・アルフレッド・ブローダス氏はブルー ムバーグテレビジョンとのインタビューで、「FOMCが今後も引き続き慎重 姿勢を取る見通しが示された。利下げ幅は0.5ポイントより、0.25ポイントに 一段と傾いている」と述べた。

FOMCは年初からの11週間で合計2ポイントの利下げを実施し、政策金 利であるフェデラルファン(FF)金利の誘導目標を2.25%とした。これは20 年ぶりの利下げペースだ。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト62人を対 象にまとめた月間調査の中央値では、FOMCは6月に1.75%に政策金利を引 き下げ、それで利下げは打ち止めとなる見込みだ。

ゴールドマン・サックス・グループの米国担当チーフエコノミスト(ニュー ヨーク在勤)、ジャン・ハッチウス氏は5月から始まる所得税還付に触れ、「最 も重要な要因は、財政による景気刺激策に対する金融政策当局者の認識だ」と 指摘。その上で、当局者は「政策金利が1%を下回るのを非常に嫌がる。2% を下回るのもかなり嫌がる」と話した。

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