IMF世界経済見通し:日本の08年成長率見通しを1.4%に下方修正

国際通貨基金(IMF)は9日発表した世 界経済見通しで、日本経済成長率は今年、減速する可能性が高いとの見通しを 示し、成長率見通しを下方修正した。世界的な需要後退で輸出が打撃を受け、 内需も弱まるとしている。

IMFは「日本経済見通しに関する主要なリスクは予想以上に激しい世界 経済の減速だ」と指摘。世界的な経済成長の冷え込みは「新興市場からの日本 の輸出に対する需要にもマイナスの影響を与えるだろう」と分析した。

日本の主要製造業の景況感は4年ぶり低水準に落ち込み、輸出需要が縮小 すると予想されるなかで、企業は今年の設備投資を削減する計画だ。

IMFは今年の日本の成長率を1.4%と、昨年10月時点の見通し(1.7%) から下方修正した。2009年の成長率は1.5%と予想した。07年は2.1%成長だ った。

食品・エネルギー価格の上昇や賃金の伸び悩みが消費の重しとなり、内需 は軟化するとみられるとIMFは指摘した。最近の経済指標によると、2人以 上の世帯の消費支出は前年同月比で実質横ばいとなったほか、2月の失業率は 5カ月ぶりに上昇に転じた。

IMFは、景気減速が見込まれることを考慮すれば、日銀が政策金利を据 え置くことは適切だとした上で、金融政策は「深刻な景気の下振れに直面すれ ば、緩和もあり得る」としている。

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