米TPG:ロシアの医薬品販売会社の半数株取得で合意、同国初の出資

米投資会社TPGは8日、ロシアの医薬品 販売会社、SIAインターナショナルの株式を8億ドル(約820億円)で取得 することで合意したと発表した。TGPとしてはロシアで初の出資となる。

電子メールで配布された資料によれば、TPGはSIAの創業者イゴー ル・ルディンスキー氏から株式50%を取得する。今回の出資はTPGが3年前 にロシアに拠点を開設して以来、同国での初めての案件で、米プライベートエ クイティ(未公開株、PE)投資会社によるロシア投資では過去最大規模。

約3年前には、米投資会社カーライル・グループがロシアへの投資はリス クが高過ぎるとして、モスクワの拠点を閉鎖している。エネルギー業界を中心 に政府の関与拡大を目指すロシアのプーチン大統領の政策を受け、海外投資家 の間で同国への投資を避ける動きが続いていた。

TPGのマネジングパートナー、スティーブン・ピール氏(モスクワ在勤) はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「全般にロシアは現在、 成長率と比べて世界で最も割安な市場の1つだ」と指摘。「われわれはロシア が多くのリスクを軽減できるレベルにまで成熟したと考える」と説明した。

TPGは150億ドル規模のレバレッジド・バイアウト(LBO、買収先の 資産を担保にして資金を調達する買収)ファンドを運用している。同一の買収 対象をめぐる競争が激化するなか、同社は米国や西欧以外の地域への投資を拡 大している。

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